4年婚活して、夫と結婚できた話です。
夫は、婚活初期の私なら「いい人だけど、好きになれない」と断り、特に印象に残るタイプの人でもないので、出会ったことさえ忘れていたような人です。
それでも夫を選ぶことができたのは、長期間婚活したおかげです。
決め手は婚活経験で得られました。
会うのが嫌にならない人は貴重だと知ったし、自分のフィーリングを信じられるようになり、自分の市場価値を知り、恋愛感情で好きではなくても結婚できると感じました。
夫と結婚を決めるまで
夫との出会い
夫の写真での印象は「優しそうな人」でした。
つまり、特別かっこよくはないけど、きつくもなさそう、という婚活でよくある印象です。
ひとつだけ気になる点はありましたが、それ以外はよさそうだったので会うことにしました。
実際に会ってみると、共通の趣味もあり、話は盛り上がりました。
初回デートなのに、一緒に電車で移動して水族館に行ってしまいました。
その行動力やフィーリングがあうところが、いいなと思いました。
恋愛感情で「好き」とは思えませんでしたが、「いい人そうだな」と感じていました。
もちろん、2回目以降も会うことにしました。
過去に、第一印象が良すぎて、そのあと印象が悪くなる一方だった方もいたので、「油断は禁物」とは思いましたが・・・
出会ってから結婚を決めるまでの期間は約3か月
8月に初めて出会い、プロポーズをしてもらったのは11月でした。
私は所属していた吹奏楽団の演奏会が近く、土日にかなりの頻度で練習があったので、その合間にデートをしました。
私の都合で時間があまりとれないので、食事だけのデートが多かったです。
半日以上デートをしたことは、あまりなかったように思います。
月2~3回のペースで会ったので、結婚を決めるまで10回程度しか会っていません。
夫も別の吹奏楽団に所属しており、デートの時間を作れない事情は分かってもらえました。そして、吹奏楽という共通の趣味で話は弾みました。
お互いの家は電車で1時間ちょっとで行ける距離。
だいたい中間地点で会いました。
私は、婚活で3回以上会うと、会うのが嫌になって「なんか無理だ」と思い仮交際を終了することが多かったのですが、夫は会うのが嫌になりませんでした。
多忙な中会いに行くので、体は疲れているのですが、それでも嫌にはなりませんでした。
「会うのが嫌にならない人」というのは、約50人会ってきた中でもほとんどいなかったので、私にとって貴重な人だと感じました。
フィーリングがあっていたと感じました。
【仮交際中の方必見】婚活で仮交際を終了する基準|成婚体験より
ついにプロポーズ
11月には私の誕生日があり、その頃のデートでプロポーズをしてもらいました。
誕生日当日は会っていません。平日はお互い夜遅くまで仕事です。
「ああ、これプロポーズだな。相談所の人やご両親に相談したのかなあ」
と思えるくらい、ぎこちなかったけど、逆に素直な人という好印象を受けました。
初めてのプレゼントはダイヤのネックレスでした。
私は全然恋愛経験がないので、男の人にネックレスをもらうのは初めてでした。悩んで選んでくれたんだろうなあとうれしくなりました。
変に凝ったプレゼントではなくて、人柄や素直さに安心しました。
結婚の決め手【妥協をした?いいえ、してません!】
「いい人」である夫が婚活市場に残っていた理由を考えた
「親と同居希望」と紹介書には書かれていました。もちろん実家暮らし。
正直、「ないわーーー」と思って実は過去に何度か夫はスルーしていました。
親と同居したい男性と婚活して結婚するのは、私は嫌だったので。
でも年齢が上がり、婚活で会える人が少なくなってきた時期、「同居希望」という点以外は理想的だったので、会ってみようと思いました。
「同居」が高いハードルになって、会ってもらうことすらできず、いい人なのに婚活市場に残っているのではないかと考えたからです。
自分の市場価値について改めて考えた
4年婚活していると、自分の婚活市場での価値もなんとなくわかります。
なかなか選ばれないという事実。これも結婚を決断した決め手のひとつです。
すごくいい人はほぼいないし、いい男性は他のいい女性が狙ってて、選ばれるのが難しいこともわかってきました。
自分も完璧人間ではないし、ひとつくらいの欠点は目をつぶって、前向いて進まなくちゃと考えていました。
さらに、それまでは複数人同時進行が通常だったのに、夫と出会う1年前くらいから、同時進行ができなくなってきました。
つまり、会ってすらもらえない状況が増えてきたのです。
年齢のせいか、他に理由があるのかわかりませんが、焦っていたので、なおさら相手の気になる点ひとつくらいは見逃しました。なお、この当時32歳です。
結婚相手として欠点が見つからない
プロポーズを受けた一番の理由は「特に欠点が見つからない」からです。
今までだと、「話が盛り上がらない」「服装がいや」「会うのが面倒」「何となくいや」など、何かと理由をつけたりつけなかったりして、同じ相手と会うのが嫌になっていた私だったのに、会い続けられました。
「おしゃれじゃない」のは「服にお金かけないんだろな」と長所に考えることにしました。
こだわりがなく、おすすめしたものは気軽に身に着けてもらっています。
誕生日にはボディバッグをプレゼントしたら、今もずっと使ってくれてて、見た目も機能性も安心です。
これひとつでおしゃれに見える! |
話や印象や、店員さんへの態度から「すごく良い人」と認識しました。
いつも穏やかで、短気な私からすると尊敬したいくらい、いつも落ち着いていると感じました。
「こんなに欠点のない人とうまくいかないと、私はだれともうまくいかない。この人と結婚したい」と思いました。
こんな風に考えることができたのは初めてでした。
これも結婚への大きな決め手です。
多くの残念な人と婚活のおかげで夫の良さがわかったので、過去の出会いに感謝しました!
【婚活体験談まとめ】がっかりした男たちと教訓〈無駄な婚活はない!〉
恋愛感情で好きかというと
恋愛感情で「好き」かどうかというと・・・・・正直自信ありません・・・
では、「好きじゃないのに結婚できるのか」というと、「好き」の代わりに「尊敬」と「安心」があったので、「結婚できました」と断言できます。
いつも穏やかでいられる、多忙な仕事でもメンタルおちついている、という尊敬と、何を話しても聞いてもらえる安心感。
これが決め手です。
結婚10年近い今も「尊敬」と「安心」は継続中。「家族愛」があります。
自分なりに結婚したいと思えたら、恋愛の「好き」にこだわらなくても大丈夫です。
夫が私を選んだ理由
夫が私を選んだ理由については「緊張せず話せたから」と聞いています。
リラックスできる相手というのも大事なポイントですよね。
そういえば、「好き」っていう言葉は聞いてない気がします。
そういうこと気にしてなかった(笑)
なお、夫が婚活で何人と会ったとか、どのくらいの期間活動したかは聞いていません。
私の婚活についても話したことはありません。
少し気にはなるけど必要ないので。
結婚を決めてからは、結婚式や新生活の話が中心になり、結婚してからは日々の生活の話で、婚活の話はそのまませずじまいです。
もちろんこのブログも内緒!うふふふ。
なお同居の話は、結婚直前の話し合いで「まずは別居から。近居にして、慣れたら同居にしよう」ということになりました。そして10年経った今も、近居が快適で、まだ同居していません。結婚前の唯一の問題点は今のところ回避中です!
こんな感じに、紹介書で気になるところ、なんとかなる可能性もゼロではない!
夫を選べたのは「婚活をがんばったから」!
夫は、かっこよくもないし、女の子を喜ばせる気の利いたことを言えるタイプでもありません。
私も、美人でもかわいくもないし、人間ができているわけでもありません。
そんな私が結婚を決められたのは「長期間の婚活をがんばったから」と、断言できます。
婚活をがんばったから
・「会うのが嫌にならない人」は貴重だと知っていた
・「欠点が特にない人」はすごく珍しいと知っていた
・自分のフィーリングを信じることができた
・自分の市場価値を知れた
・「恋愛の好き」じゃなくても、それを上回る何かがあれば結婚できると感じた
と、結婚につながる決断をすることができました。
妥協はまったくしていません!
婚活初期なら、「いい人だけど恋愛感情で好きじゃないからやめとこ~。もっといい人いるかもしれないし」とお断りした自信があります。
そして、そのまま記憶から消えてしまうくらい、普通の目立たない人です。
それが、婚活で約50人のいろんな人に会って、長期間大苦戦したからこそ、夫を選ぶことができました。
今、婚活をがんばっている方へ
結婚する人に出会うまで、婚活はひたすらつらいです。
がんばってもうまくいかないことのほうが、圧倒的に多いです。
私だって、約50連敗してます。心折れます。
時間もお金もかけて自分を磨いても、がっかりするような人にしか会えなかったり、こちらがいいなと思う人には選ばれなかったり、自己肯定感が落ちる要素がいっぱいあります。
でもその経験は無駄になりません。どこかで活きます。
私も夫に出会うまではひたすらつらかったです。
会ってからも、プロポーズされるまでは「これでいいのかな?」と思うことが多かったです。
大変な婚活という場所に飛び込んだだけで、大きな一歩です。
心を壊さないようにしながら婚活してください。息抜き大事。
私の体験が何かのヒントになれば幸いです。応援してます。